8月
18
2014
カリブ海のカクテル”ティポンシュ”
カリブ海に浮かぶ島々、マルティニーク、グアドループ、マリーガラント等のフランス海外県の各島々で親しまれているカクテルです。
ホワイトラムをベースに、ライム、砂糖を混ぜ合わせたとてもシンプルなレシピで、ベースとなるラムには、フレンチクレオールのアグリコールラムが使用されます。
アグリコールラムとは、主にフランスの海外県で造られている、サトウキビの搾り汁をそのまま原料としたラムで、一般的な製法(砂糖を製造した後にできる廃糖蜜を原料とするもの=トラディショナルラム)のものより、風味が豊かで個性的な味わいに仕上がるのが特徴です。
湿度が高く蒸し暑いカリブ海では、高い度数のラムで胃を活性化させ食欲不振を解消する役割もあり、本国フランスでも、主にアペリティフとして親しまれているそうです。
ちなみに、「ティ」とは、クレオール語で「小さい」を意味し、「ポンシュ」は英語で言う「パンチ(混ぜる)」を意味します。日本でも、蒸し暑い季節にピッタリなカクテルです。