6月
11
2014
ブラジルの特産酒「カシャーサ51」
いよいよ、サッカーの祭典「FIFA World Cup」が今週金曜日に開幕します。
サッカーを盛り上げるのにピッタリな、ブラジル生まれのカクテル『カイピリーニャ』を以前ご紹介しましたが、今回はその核(ベース)となるお酒を紹介します。
当店では、カイピリーニャを作るときに使用しているのが、この『カシャーサ51』です。カシャーサ51でつくる“カイピリーニャ”は世界中で広く愛飲されているカクテルのひとつでもあります。
カサーシャは別名ピンガとも呼ばれ、サトウキビから造られたブラジルのラム酒に似た蒸留酒です。
サトウキビのジュースを発酵(絞り汁に水を混ぜないのが特徴)させたのち、単式蒸留器で蒸留します。単式蒸留器を使用し、樽熟成させることにより、複雑でまろやかな甘い芳香を放ち、個性あるお酒です。
ブラジル全土で愛飲されているカサーシャは、その昔、支配国であるポルトガルからの独立の象徴として飲まれた歴史もあります。1789年若い騎兵隊の将校(ジョアキン・ジョゼ・ダ・シルヴァシャビエ)を筆頭に、ポルトガルからの独立運動がおこります。
この時の、民衆のスローガンが『独立の乾杯はポルトガルワインじゃなく、我々の酒”カシャーサ”だ!!!』でした。
その後、独立は失敗しましたが、独立のシンボルとして民衆に愛されるようになり、今では世界中で愛飲されています。※1822年9月独立宣言により独立
どのお酒にも、それぞれの歴史があるものですね・・・。
そんな、背景も踏まえながらカシャーサ51片手に、ブラジルVSクロアチアの開幕戦観戦なんて・・・・・開幕戦の審判は初の日本人審判団です・・・余談ですが・・・